2014年1月14日火曜日

チュバッブ

Bonjour!

先週は火曜~金曜のストライキ。
水~金曜はカフリンという場所で先輩隊員が主催した現地教員セミナーに参加。
無事1人初移動は成功でした。
月曜から学校が始まる!と思った矢先、ガンモというイスラム教の祭典のため授業なし。

明日(水曜)から授業が始まってくれることを願います。インシャーラー!(神のみぞ知る。)

それはそうと、日曜から月曜にかけて初めて友人の結婚式に参加してきました。

新郎(招待してくれた友人)が村出身者という事で、新婦さんも村出身者。

夜19時に新郎の家に集まり、食べたりwaxtaan(談話)したり。

夜21時くらいに車にのり、ダーラから30キロ離れたThiarngyという村へ移動。

疲れたけれど、これは素敵な体験でした。

車といっても乗車率150%くらい。しかも、荷台みたいなところに板があって、

そこに無理やり人を乗せて移動。30キロあったので、30分か40分くらいかかりました。
(写真参照。こんな感じの車に乗りました。出来れば乗りたくない・・・。)


もちろん砂道。街灯なんてありません。車のライトだけが道しるべ。

頭上を木の枝がかすっていくので、頭を下げて時々木を避けなければなりません。

横は暗闇。空には、月や星がきれいに暗闇の中で輝いてました。

車上では、グリオ(伝統音楽を伝える人たち)がジャンベを叩いて、女性はそれに合わせて手拍子。(写真を綺麗にとれなかったのが残念。)






なんともセネガルらしさを感じた瞬間でした。

そして村について、晩ご飯食べて、またwaxtaanとグリオの演奏。

夜中3時くらいに新婦を連れてまた砂道を乗車率150%の車でダーラに移動。

仮眠をとり、次の日の朝からまた始まりました。



ダンス大会。waxtaan。アタヤ。セネガル料理。新郎新婦よりも

参加者が楽しんでいたような印象をうけました。疲れたので夕方に帰宅。

結婚式は私が帰宅した後も、夜中まで続いたようです。すごい体力!

この結婚式は新郎・新婦共にプル族だったので、来ている人もプル族が多かったです。

私が話す現地語はセネガルで多くを占めるウォロフ語。プル語は全くわかりません。

さらに結婚式なので、知らない人が9割以上。

この結婚式で一番聞いた言葉、それは「チュバッブ」。

チュバッブとは、「外国人」という総称。

普段道を歩いていても言われることもあるけれど、無視しています。

しかし、村で逃げ道がない。

無視しても、次から次へとチュバッブと呼ばれる。プル語はわからなくても

チュバッブとう単語はわかる。何か私のこと言ってるな~という雰囲気はわかるわけです。

「私はチュバッブという名前じゃない。アミナだ。」

と言っても、聞こえてくるのはひたすらチュバッブ。

さすがにイラついてくる。

チュバッブだから金もってるだろ~というおちょくりも

プル語話せないのか!という多少小ばかにした感じのからかいも、

眠気と逃げ場のない村の環境とで、普段のように流せない。

ふつふつと悲しみのような怒りがわいてくる。

しかし、結婚式。雰囲気を壊すまいと、ひたすら耐える。

次の日も、知らない人は、ひたすらにチュバッブと呼んでくる。

私がいた10時間くらいの間で、確実に200回以上は言われました。

友人に聞くと、悪気があって言っているわけじゃないとのこと。

頭では理解できても、総称で呼ぶなんて失礼だろ!と内心思う。

でも、どこにでも、いい人はいるもので、

仲良くしてるセネ人は、かばってくれる。

プル語で何言ってるかわからなくても、フランス語で説明してくれる。

お金をくれとしつこいおばちゃんに説明してくれる。

チュバッブと呼ばれると、アミナだよって訂正してくれる。

気を使って、こっちで休みなよって言ってくれる。

例え9割嫌な人でも、1割のいい人がいれば、その人に救われて生きていけると感じた結婚式でした。(9割嫌な人がいたわけではなく、比喩として。)

先ほども言ったように、みんながいい人ではなく、

中にはバカにしてくる人もいるし、笑ってくる人もいるし、ひたすらにお金をせがんでくる人もいるわけで、

悲しくなるときもあります。むかつくときもある。イライラするときもある。

泣きたいときもある。孤独を感じることもある。日本に帰りたくなる時だってあります。

そんなとき、世界中で頑張っている同期の存在や、優しいセネ人、日本にいるみんな、

セネガルにいるJOCVや、同じようなことを感じるだろうピースコーの仲間の存在が

支えてくれています。

そしてそんな状況でも、自分が望んできたことで、好きなことが今ここで出来ている環境を

幸せに思います。

Ndank ndank!! (ウォロフ語で少しずつ少しずつ)




赤ちゃんと新婦さん。
そして仲良くしてくれるアワ!




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