2014年5月23日金曜日

結果オーライ?!移動式小さな作品展示会

Bonsoir!

日本は春が終わって、夏に近づいているのでしょうか。
北海道はまだまだ夏はこなさそうですね!

セネガルは7月から雨季に入ります。

何だか少し湿度があがってきて、乾季の終わりに近づいてきているような
気がします。(本当か?!)

そんな今日。

いつもの木曜日の活動校に行くと、

朝から何だか先生方が集まって話しています。

ここの学校ではめずらしい。

普段は時間通りに先生方は教室に入っていくのに。

私もその集まりに行くと、何やら今週はLa semaine d'ecole de la base

いわゆる教育週間?!みたいなもので

各学校はいろんなイベントをやるのだとか。

セネガル全土での教育週間らしいのですが、もっと早く言えよ!!!という

心の声はしまっておき、話に耳を傾ける。

すると1人の先生が、「アミナ!今日の夕方図工の展示会できるか?」

ええ~!!今日?!

実は6月に学校が終わるので、その前に大きなセレモニーがあって

そこで図工の作品展示会を企画していて、先生方には話していたのです。

しかし、1か月後の話・・・と思っていた私は、準備は出来ていません。

「大きいのじゃなくていんだよ、小さいのでいい!子どもたちに見せるのでいいんだ!」

そうか・・・・まあ・・・せっかく先生の方から言ってくれているんだし?

やってみようか!!ということで、少し早目に帰宅し、準備準備。

布2Mを600F(120円)、安全ピンを2000F(400円)で購入し、家で作ってみる。

今回のは、急遽決まったことだし、気合入れすぎてもなんなので

3つずつくらい作品を選んで布に安全ピンでとめる。

何の作品かわかるように、題をつける。

完成したのがコレ。


うーん。50点くらい?(笑)

まあ、どんな反応か見てみよう!ということで、いざ学校へ。

頼んできた先生に言う。

「今日プチ展示会やるんだよね?」

「Ah, si te veux」もし君がやりたいならね!

ええ~~~!!!あなたが頼んできたんじゃないの~!!!

という心の声はしまっておき、

まあやってみようよ!!と。

木に括り付けて子どもたちが見れるようにしようとしたけれど

今日はあいにくものすごく風邪が強くて無理だった・・・・。

そしたら先生「各クラス回ろうよ!」

といい、それに賛成。14クラス回り、1回1回このジョップ先生が説明してくれました。

各作品をどう作るのか説明した後で、

「子どもたちは多くの事が出来るけれど、それを開ける鍵が必要だ。

アミナ(私)は子どもたちがこうやって作品を作れるように鍵を持っていて、

子どもたちの扉を開けてくれた。」

嬉しい言葉でした。

この先生は本当によく理解してくれて、子どもの声をちゃんと聞く先生。

鞭は使わない。子どもたちも先生が大好きで、先生との関係の中で

多くのことを学んでいる。

各クラスを回っていく中で、プチ展示品をみて、拍手で迎えてくれるクラス。

目をキラキラして好奇心をむき出してみる子ども。

先生もふむふむといって聞いてくれる先生。

一方で、無反応な子ども。無関心な先生もいました。(14人中2人)

でも、前者が多かったので嬉しかった。

普段はクラスの中に展示する図工の作品。

結果的には、全クラスに作品を見せれて、よかったのかも。

かなり急に決まったことでしたが、やってよかったなあ、と。

結果オーライ!!!



手伝ってくれたジョップ先生の生徒5年生!


一生懸命説明してくれるジョップ先生(左端)


「ほえ~」という感じで見る子どもたち!


ジョップ先生(左端)の説明をふむふむと聞く先生(右端)

1か月後にはもっといいものを作るぞ~!
子どもと先生と一緒にね!
どうかありますように・・・・。(笑)

2014年5月13日火曜日

「幸せ」って

「人は幸せになるために生まれてきた」

「あなたは今幸せですか?」

何だか聞いたことのあるフレーズ

「幸せ」って何だろう

セネガルに来て「幸せ」に対する感覚が変わった

物がなくても、お金がなくても、色んな料理を食べられなくても

ここに「幸せ」はある

自分の心が穏やかな時

自分の心の中を見てみれば

「幸せ」を見つけることが出来る

「幸せ」は

向こうからやってくるものでもなければ

こちらから探すわけでもない

ここに「ある」ものだった

それに気付く心になっているか

自分の心が穏やかではないとき

心に余裕がないとき

心が疲れているとき

心が感謝の気持ちを忘れているとき

心がねたみを持っているとき

心が多くの欲を持っているとき

「幸せ」に気付くことが出来ない

だからそういう時は、心を穏やかにする方法を考える

本を読んでみる

ゆっくり休んでみる

友人と話してみる

好きな音楽を聞いてみる

心が穏やかになると

また「幸せ」に気付くことが出来る

「幸せ」は

いつも心の中にある

そんな事をセネガル人と過ごす中で感じる


セネガルの私の息子アブドゥー


2014年5月11日日曜日

身近なもので作る~図工の授業~

Bonjour!

風邪も大分よくなり、月曜から活動を再開しています^^

風邪の時、1週間半くらい家からほぼ出てなくて、

全然コミュニケーションがとれませんでした。

1週間くらい経ったころから、やたらカフェトゥーバ(セネガル人がよく飲む甘いコーヒー)が

飲みたかったり、セネ人といつものくだらない話したかったり

セネ人とくだらない冗談言いあいたかったり・・・

1週間くらいでセネシックみたいなのを感じ

知らない間にセネガル化していたんだなあと感じました。

でもそれからは、当たり前になっていたことが

すごく嬉しくて、楽しくて、セネガルに来た当初の頃のようでした。

怪我の功名ではないけれど、結果オーライだと思いたいです。

何よりも風邪の時、毎日昼ご飯に呼んでくれたり

病院に連れて行ってくれて、最初に診察してくれたり

色々助けてくれた隣人の家族のおかげで

元気に生きています。今。本当に感謝です。

さて、普段図工の授業を現地の先生と協力して行っている私。

主に活動している学校では、11月から週2回ほど通っていて、

図工を一緒にやる先生も増えてきました。

図工は情操教育(体育・音楽・図工)の中でも

視覚的に見れるので、波及効果があります。

他のクラスの作品を見た子ども達が私たちのクラスでもやって!!

って言ってきます。でもいつも私は子どもに、先生に聞かないとね、

先生がいいよっていったらやろう。と「待つ」姿勢でいました。

「待ち」続け、先日、あるクラスの先生が、いつうちのクラスでやってくれるんだい?

って言ってくれました。すごく嬉しかった瞬間でした。

何よりも、子どもの声に耳を傾けてくれたのが嬉しかった。

様々な学校がある中、いい雰囲気のクラスやいい雰囲気の学校は

「子どもの声に耳を傾ける姿勢」があるなあと感じます。

私も子どもの声や表情、発見、色んなものに五感を傾けて

今学期残り1か月半、向き合っていきたいと思います。楽しみながら^^


子ども達の作品。余り布でセネガル服!小麦粉と水で出来る小麦粉ノリで貼っています。
次回は顔を描いていきます^^
先生「セネ服にはデコレーションがないとね!」


さすが、おしゃれです!


学年末ということで両親へのサンクスカード^^
真ん中に手紙を書きます。


子ども達の作品^^3年生です。


伸ばしたり畳んだり。
「見てみて僕の!」「見せて見せて君の!」
そんな声が嬉しかった。


4年生図工。友達の作品鑑賞の時間を必ず設けるようにしています。
「見せて見せて君の絵!」


同じくグループ毎に作成した作品を発表中。
「友達が言っていることはしっかり聞こうね!」

2014年5月1日木曜日

メーデー

Bonjour!

今日から5月!世間はメーデーですね!

セネガルでも今日は祝日?で先生たちのマニフェスト?というか

道路を先生たちみんなで歩くという祭典をしました。

私は風邪がひどいので一緒に歩く気はなかったのですが、

なにせスタート地点の市役所が家の前。

朝ご飯買いに出ると、知り合いの先生にお前も歩けよ!とTシャツを渡され、

1年に1回だから!と歩きました。

強制参加ではないので、参加していない先生も多くいましたが、

小中高の先生たちが大勢。総勢60人、70人以上はいたんじゃなのかなあ。

3キロ先くらいまで歩いて、また帰ってきて、談笑してで終わりました。

往復1時間くらい歩いて風邪は悪化しそうです(笑)

でも、普段お世話になっているCP(カウンターパート)の視学官や

一緒に教壇に立っている先生たちと、同じ時間を過ごせてよかったなあと思います。

ダーラで活動を始めてちょうど半年が終わりました。明日から7か月目に突入します。

多くの学校で活動はしていないけれど、活動当初からこういう集まりや

会議には呼ばれなくても参加していました。

小学校の活動だけど、中学校の体育を見に行ってみたり、

幼稚園に行ってみたり。

何だか名前を呼んで挨拶をしてくれる人が増えたなあと今日実感して

何だか1人で嬉しかったです。

活動の成果はまだまだはっきりとは見えないけれど、半年ここに住んだ成果は

これで十分かなあと感じました。

来た当初は知らない街だったダーラも

いつしか知り合いや友人が増え、知らない街ではなくなりました。

「住めば都」本当にそうなのかもしれません。

活動で悩むことも多いです。本当にやっていることが必要なのだろうかと

考えることは毎日です。何が最善の方法なのかといつも考えます。

もうみんな笑顔で家族が温かくて幸せそうでいいじゃん~って投げやりたくなることも

しょっちゅうです。

「考える事をやめない」「向き合う事をやめない」

それだけが確かに出来ることだと感じます。

どう行動するかに悩み、決めたらやってみる。進んでみる。失敗してもいい。

でも無理はしない。友人との時間は大切にする。

悩みながら1歩を着実に。


CPのチャムさん!一番お世話になっています!