2013年12月25日水曜日

インシャーラ

Bon soir!

ここにきて初めて風邪っぽいものにやられ、たくさん寝て過ごしています。

何となく、気を張っていたのが、休みで少し緩んだのかな。

日本はクリスマスですね!(^^)!

セネガルでは95%の人がイスラム教と言われているので

クリスマスとは無縁の日々をセネガルで送っています。

むしろ、なぜクリスチャンじゃない人が大勢なのに、日本ではあんなにクリスマスが

イベントとして定着したのか不思議に感じているところです。(笑)


そんなこんなで今日はセネガルのイスラム教について少し書きたいです。

ありきたりなのかもしれないけれど、宗教は生活に大きく関係してくるもの。

前述したとおりセネガルは95%がイスラム教なので、多くの事がその影響を受けています。

「言葉」もその1つで、一言目のあいさつは

A salaa maalekum! アッサーラマレークム!

これはアラビア語で「こんにちは」

これを言われたら

Maalekum salaam! マレクムサラーム!

と答えます。

そのほかにも多く登場してくる言葉は

Insalaa! インシャーラ!

直訳すると「神様お願い!」って意味らしいのですが

これは毎日耳にします。

何か約束をするとき。別れの挨拶をして、また明日ね!という時。

とにかく少しでも未来の事についていう時は、最後にインシャーラといいます。

セネガルについて現地語の語学訓練を受けていた時の先生が教えてくれました。

イスラム教では、

過去はすでに神が作ったもの。

現在は神が作っている。

そして未来は神が作るもの。

未来に約束があっても、人間が未来をコントロールすることを神様はよく思わない。

だからインシャーラ。神のみぞ知る。

あと、アルハンムリラーイも毎日聞きます。

意味は「神様ありがとう。」

もし悪いことがあっても、それは神様が示した道から外れたからだ。

もしいいことがあっても、それは神様がくれたもの。アルハンムリラーイ。神様ありがとう。

普段の会話はこんな感じです。

:A saala maalekum!          アサラーマレクム!こんにちは!
:Malee kum salaam!          マレークムサラーム!こんにちは。
:Nanga def?               ナンガデフ?何してるの?(=元気?)
:Maangiiy fi.               マンギフィ!ここにいるよ。(=元気だよ)
:Ca va?                  サバ?元気?
:Ca va bien merci.            サバビアンメルシー。元気だよ、ありがとう。
:Yaangiy ci jamm?           ヤンギーチジャム?平和か?(=元気か?)直訳はあなたは平和の中にいますか?
:Wow, maangiy ci jamm.        ワオ、マンギーチジャム。平和だよ。
:Naka waa ker ga?           ナカワークルガ?家族はどうしてる?
:Nu nga fa.                ニュンガファ。家族は向こうにいるよ。
:Yaangiy ci jamm?           ヤンギーチジャム?平和か?
:Wow, alxamdulilaay............      ワオ、アルハンムリラーイ。うん、神様ありがとう。

こんな感じで友達や同僚とは毎日一人ひとりに挨拶します。

約束事やどうしてもこの日まで!っていう切羽詰まった状況で

インシャーラを言われると。。。って感じの事が多々あるようですが、

今のところ、まだ切羽詰まった状況になってないので、体験していません。

でも、インシャーラって私は結構好きです。(この気持ちがどう変化するかはわかりませんが。笑)

何だか明日がくることが当たり前に思いがちな気持ちを

現在に引き戻してくれるような気がして。

毎日必ず5回あるお祈りも

毎日モスクから聞こえてくるアザーン(お祈りの時間を教え、お祈りを促すもの)も

いつの間にか普通になってしまっている最近。

宗教がもつ力はかなり大きい。

たまに「イスラム教なの?」とか「宗教は何?」という質問をされます。

私は「アニミストだよ」って答えています。

アニミストはアニミズムを信じている人、つまり多くの自然界のものに神が宿ると信じているということ。

この答えがいいのかはわかりませんが、もっとうまく説明できるようになりたいですね。


家の横にあるモスク。


今日も綺麗な夕日。

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