2015年2月26日木曜日

1人が2人に

Bonsoir!

2月ももう終わりますね。私の任期も7か月となりました。

ここからが早そうです。

さて、前回も書いた通り、新隊員がダーラに来て、

まだ新しい家が決まってないので、一緒に住んでいるわけですが

1人が2人になって、何が変わったかというと、ご飯!!!

夜ご飯をしっかり食べるようになりました。

一緒に料理をすると楽しいし、野菜もしっかりとれる!

とてもいい変化が起きています。

家に帰ると話せる相手がいるのも嬉しいですね。

そうそう、そして前から配属先に言っていた小さい部屋を

もらってやっと掃除し、今日からちゃんと事務所?部屋が出来ました。

何だか配属先と働いている雰囲気が出る(笑)

事務所にはダーラ市内だけではなく、村落の先生方も来ます。

その事務所に子どもたちの図工の作品を展示することで

普段一緒に活動出来ない先生たちに見せれる機会にもなるし

モチベーションの高い先生との出会いのきっかけにもなります。

今日から始めたばかりなので、作品が増え次第、まだまだ展示していきます。

とりあえず、事務所部屋っぽいのが出来て嬉しい~!


今日の晩御飯はマカロニwithトマトソースとサラダ、ナスと玉ねぎの煮物みたいなやつ(昨日の晩御飯の残り物)健康的!


今日から開始した事務所装飾!第一段。


ドアの飾り。


5年生の授業で幾何学デッサンしてみた。先生の絵。上手。


うまくかけました!


子どもたちの作品

2015年2月20日金曜日

初心忘るべからず

今日木曜日ダーラに新隊員がやってきた!!!

1年ぶりに2人から3人!嬉しい!

朝は配属先である教育委員会のダーラ事務所の視学官や秘書たちに

ボランティア調整員の方と一緒に挨拶、今後どう進めていくかを少し話し、

新たに借りる新隊員用の候補の家を見、解散。

その後私と2人でダーラの町や人を案内。

新しい風が吹く。

約1年4か月前に私もこうやって、よくわからないままに来たなあと思い出す。

案内していて気付く。当初と比べて知り合い増えたなあ。セネガル人との付き合い方

少しはわかってきたのかな。

懐かしい。

見るものすべてが新鮮で楽しくって。アフリカに来たんだ!鼓動が高まって。

嬉しかった。楽しかった。ワクワクしてた。やる気に満ちていた。

出来ることをやろう!失敗しよう!とことん向き合おう!そう思っていた。

でも最初はたくさん悩んだ。言葉がよくわからなくって嫌な思いもたくさんした。

そんな初心を思い出した。

今はどうだろうか。

慣れがあって、そもそもの部分を疑ってみているだろうか。

妥協はしていないだろうか。

セネガル人だからね、とかいうよくわからない理由で片づけてないだろうか。

やる気はどこへ行ったのだろうか。

他の日本人と比べられる?負けるな!私は私だ。

評価1つの基準だ。すべてではない。

正直、ここ最近、中だるみなのか、やる気のない日々が続いていたけれど

今日新しい風が吹き、今日ここからまた頑張ろうと。

セネガルのいい部分も悪い部分も見て、感じて、考えて。

残りの任期とびっきり充実させて帰ろう。


1年4か月前、初めて学校へ行く日の朝。

2015年2月16日月曜日

セネガルボランティア事業35周年記念イベント

Bonjour!

先週火曜日10日に、セネガルでのJOCV事業35周年を祝うイベントが

大々的に首都ダカールで行われました。

35年前に3人の日本人がセネガルへ派遣されてから今まで

一度も途切れずにセネガルだけで1000人以上のボランティアが

派遣されてきました。

すごい年月です。セネガル人の外国への寛容な心や

治安が悪くない事等、いろんなことがあってのこの年月。

新隊員は毎回、任地に派遣される前に壮行会という形で

習いたての現地語で挨拶をするのですが、今回は

オフィシャルセレモニーの中に壮行会も兼ねて、大きな会場を借りて

行われました。お偉い方々もたくさんいて、日々の生活との差を感じました(笑)

午後は隊員主催のイベント。活動紹介、セネガル人学生による日本語スピーチ

日本音楽ライブ、踊り、FACEBOOKブース、日本食コーナーなど

たくさんのブースがありました。

私は「子ども絵画展」と「活動紹介スピーチ」を行いました。

当日、スタンプラリー制にして、7つスタンプがあるうちの3つ貯まったら日本食1つ

と交換という制度で、(入場料無料のため)ダカールの小学生がスタンプを

必死に探してました。(笑)それもあって、絵画展でもスタンプに行列。

まずは、絵をちゃんと見なさいと何度言ったか(笑)

この絵画展は、図工分野で活動する隊員を6人選んで各自子どもの作品を持ち寄りで

行いました。

作品たちは

ー切り絵
ー将来の夢のデッサン
ー動物の絵
ー形を楽しむ蛇の絵
ーセネガル料理チェブジェンのデッサン
ーセネガル服の再現

でした。前日準備では、半日かかって貼ったり貼ったり貼ったり・・・。

でも、隊次を超えて、団結力は深まりました。

もう1つの活動紹介プレゼン。

他のアクティビティとかぶっていたこともあり、聞きに来てくれた方は少なかったですが

それもあって、緊張せずに楽しく出来ました。

自分が思っている以上に、セネガル人に対して何かを発信するという事は

大切なのだと、体感しました。

外国人が来て、セネガル人と一緒に住み、働き、

その外国人が何を見てどう感じたのか、セネガルはどういう風に彼ら(外国人)に映っているのか

地元のセネガル人の近くに住む外国人の意見だからこそ、

彼らも気になるところなのかもしれません。そういう意味でも

もっとこのような機会を自分で一緒に働いている人たちに対して創っていこうと思いました。

プレゼン後の質問では、「好きなセネガル料理はなんですか」という質問から

「日本人はとても規律がある。セネガルの小学校で子どもたちを規律よくするには

どうしたらいいか」という質問まで出ました。

楽しい時間を共有出来て、とても楽しかったです。

さて、セネガル滞在も残り225日です。

学校は6月末に閉まるので実質4か月半しかありません。

焦ることなく、着実に少しずつ先生と子どもと進んでいこうと思います。


当日の会場。奥まで全て。かなり大きい!!


絵画展その1


絵画展その2


私の写真のパネルが!!記念写真!


日本食はコロッケ・親子丼・みたらし団子!大人気!終始人が多かった。


日本音楽紹介の協力隊勇士バンド!
明日があるさ、sama waa ker 、島人の宝
そしてLOVEマシーン!楽しかった~!


私のプレゼン様子。

2015年2月6日金曜日

一日の始まり・終わり

最近シンプルに生きるという事を少し意識して生活してみています。

どんな環境でも

どこで生きていても

今がどんな状況でも

1日の始まりの朝日と綺麗な夕日を見れる余裕もった

そんな生活を心がけたいです。



2015年1月25日日曜日

憎しみは憎しみを

暴力を暴力で片付ける。

新たな憎しみを生む。

憎しみは憎しみを生む。

永遠に憎しみがない世界はないのかもしれない。

けれど、その憎しみが感じたことがないくらい、

ものすごく自分に襲い掛かってきたり、

自分でコントロールできなくなったら、

どうしたらいいのかな。

憎しみは、いつか他の気持ちに変わることができるのだろうか。

悲しみがいつか優しさに変わるように。

今日のニュースを見て、そんなことを考えずにはいられなかった。


優しさが優しさを生む。それもまた1つの真実だ。




2015年1月19日月曜日

音のない世界

先週3日間ほどダーラから30キロ離れた無電化の村へ行っていました。

初めての無電化の家。

今は砂塵が多くまっているため、空がかすんで見えます。

普段なら約1時間で着くところ、車の故障で5時間ほどかかり

10時頃に村に到着。

あたりは真っ暗です。

村の先生が使っていいと言ってくれた空きのカーズへ

一緒に来た隣町の隊員と使わせもらいました。

外はあまりにも無音。そして真っ暗。

無音の世界って耳がキーンってするんですよね。

誰かの足音が、とてもよく聞こえる。

少しの動作で出るガサガサという音が、とてもよく聞こえる。

羊やロバ家畜の鳴き声が、とてもよく聞こえる。

初めての感覚でした。

機械音は何も聞こえない。

聞こえる音は料理をしている音や

人々の話声や

鳥が飛ぶ音。

動物の鳴き声や

動作の音。

何だか「生きる音」だと感じました。

「人間の生活の音」

3日ぶりにダーラに着いて

一番最初に感じたことは「音が多すぎる」

ということでした。

人が多いから、それは必然なのかもしれないけれど

静かであれば聞こえる音も

バイクや車やテレビの音によって

聞こえない音になっている、そんな気がしました。


移動時に砂埃がすごいので、布で防御。


初めて荷物の上に乗って運ばれました。(笑)
でも時速30キロくらいなので全然余裕でした。


音楽の授業中


ご飯を炊く窯


豪華なご飯を用意してくれていました。
テランガ(おもてなし精神)感謝です。


村の羊たち。子羊がかわいい。



いざ青空シャワーへ!(※注 囲いはあります笑)


ロバは正面から近づくと逃げるので横から近づいて触ってね!


泊めてくれた家族たち。ホンジャーラーマ!(ありがとう!)

2015年1月9日金曜日

イスラム過激派のフランス紙攻撃

昨日から、ニュースはこの話題で溢れていますね。

痛々しい事件が起こってしまい、本当に心が痛みます。

日本での反応はどうなのでしょうか。気になります。

ニュースをインターネットで見ていると、「報道の自由」「表現の自由」に

関してマニフェストする人が多い印象です。

攻撃された「シャルリ・エブド」が表紙にしていた風刺画たちをみて、

最初の印象は、「これはやりすぎだ」と思いました。

私は周りがみなイスラム教なので

彼らにとってどれだけイスラム教が大切なものか

どれだけ彼らの人生に影響を与えているのか

身をもって感じています。

イスラム教の最後の預言者であるモハメット(ムハンマド)の

誕生祭がこの間あったくらい、モハメットは預言者の中でも

とても特別な人物のように見えます。

どんな理由であろうと、風刺画だけを見れば、その信仰心を侮辱している

と思える十分なものだと感じました。

かといって、人を殺していいのか、というと

全く持ってそんなわけはないので、

彼らの行為は許されるものではありません。

しかし、「表現の自由」や「報道の自由」は人を侮辱するためにあるわけではないとも

思いました。

というのが最初。

しかし、私はそのフランス紙がどのような歴史を築いてきたのか

またフランス社会がどのようなものなのかをわかっていません。

偏った見方だとは思います。

ある知人曰く、「報道の自由」に対する攻撃は「フランス共和国」そのものに

対する攻撃と同義。とおっしゃってました。

また他の知人曰く、「皮肉的」に何かを表現するのは、フランスの1つの文化であり

表現する表題について「尊敬」の気持ちがあるから、そう表現が出来る。

そうでなければ、別の方法を選ぶ。

そうおっしゃってました。

(お二方ともフランスに、もしくはフランス人が身近にいる(ある)人たちです。)

なるほど、「報道の自由」の重要さや「皮肉的文化」(ちょっと意味合い違う?)

を理解していていないと、表面だけしか見えないなあと思いました。

日本人としては、「皮肉的」に何かを表現することには

やっぱり「ちょっとひどいよなあ」と思ってしまうので

その感覚はわかりませんが、彼らの風刺画には、そのようなフランスの文化が

あるということは知っておくべきかな、と。

今日友人のセネガル人とこの話題について話していて、友人曰く

「On peut blaguer n'importe quoi mais sauf la religion!」

「どんなことに対しても冗談を言っていい。けれど、宗教を除いてだ。」

イスラム過激は決してイスラム教とイコールではありません。

どうしたら、分かり合い、共存できるのでしょうか。

彼らの肩を持つわけではありませんが、宗教に対して偏見や差別が

助長されず、お互いの宗教を(分かり合えなくたって)尊重し合い、

生きていける社会に、誰もが暮らせるように、心から願います。