最近ダーラはすごい砂塵と風で、一瞬で家の中が砂まみれ。
さて、先日大きな仕事が終わりました。
3月4月と教員のストライキが相次ぎ、5月中旬から始めた
図工・体育・音楽に関するアンケート調査。
アンケート作成、配布、集計、分析、まとめ、ワークショップ準備から実施まで
多くの人に助言をもらいながら、20日土曜日に無事開催することが出来ました。
市内にある13の小学校から各学校3人の先生を招待し、全部で37人の先生を招待しました。
しかし19日から始まったラマダン(断食)。ラマダン中は日が出ている間(約6時から19時半)
水も飲めないし、食べ物も一切食べられません。
そして交通費や日当、昼食など何も出ない中での開催。
正直、10人くらいいればいいかな、この厳しい条件の中、
1人でも来てくれたらその先生のために全力を尽くそう。そう思っていました。
当日何と39人の先生が集まってくれ、楽しい議論の場になりました。
ワークショップの流れは
・アンケート結果共有
・問題提起(9つ)
・各グループ、1つの問題に対して解決案を出し、発表
・日本人ボランティアとして解決案提示
・pliage,decoupageのアイディア共有
・参考資料配布
というものでした。というものでした。最後だ!と意気込んで、終わったらスッキリするのかなと思いきや、とてもいい議論が出来ただけに、次につながる出来ることも見えてきて、「もっとこうしたいなあ」とか「先生がたのアイディアを一緒に具現化していきたいなあ」とか思いは尽きませんでした。
学校は後約1週間から2週間で終わり、3か月の長い夏休みに入ります。
これで学校での私の活動は99%終わりました。
後は残りの期間で子どもたちや先生に、感謝と一旦お別れの挨拶をするだけです。
これで学校での私の活動は99%終わりました。
後は残りの期間で子どもたちや先生に、感謝と一旦お別れの挨拶をするだけです。
セネガルを変える中心はセネガル人であって欲しい。
今回のワークショップのプログラムを決めるとき、ある先生の助言がとても印象的で
私の見方を変えたものがありました。
その先生は私にこう言いました。「アミナ、君は君が出来ることはやっている。でも全て君が行う必要はないんだよ。君は日本人として出来る解決策を提示する、僕たちも出来る解決策を提示する。
こうやって僕たちに投げてもいいんじゃないか。」
何となく、教える・教えられるという立場の場合、教える立場の方が上のような部分があり
きっと私も先生たちに対して、そのようなものを何処かで抱いていた。
けれど、この先生にこのことを言われた時、「ああ、そうだよね。私だけがやる必要はない。
先生たちにも解決策を提示してもらおう。」何を勘違いしていたのだろう。
立場は違っても、同じように問題を共有し、改善しようとすることに、上も下もありません。
1人1人がアイディアを持ち寄る。そして大きな方向に向かって進む。
それって理想の形なのかもしれないと、最後の最後になって気が付きました。
私は日本人ボランティアとして見てきたことで、解決策を提示する。
あなたたちも、セネガルの教員として、解決策を提示する。
何がいいとか悪いとかじゃなく、1人1人の長所を活かし、立場が違うからこそ
持っている文化が違うからこそ、違う視点から物事を見て、議論して
1人1人が「じゃあこれなら出来るんじゃない」と1歩前進する。
実際に、彼らのアイディアには、ここに2年しか住んでいない外国人からは
出てこないようなアイディアもあって、彼らから引き出すこと、そしてその方向性を
一緒に見据えて進めていくこと。それが国際協力の本来の姿なのかなと感じました。
私たちが物事の中心であってはいけない。
まだまだ報告書やまとめは終わってないですが、
ほっと一息。
この期間、心が何回か折れそうになりながらも、たくさんのセネガル人や日本人に支えられ何とかできました。
Merci beaucoup! Jere-jef! ありがとう!
アンケート結果をグラフを用いて説明。
一緒に開催してくれた教育委員会の視学官のチャムさん。
問題があることをアツく説明しています。
4人1グループで、1つの問題に対して解決策を考えてもらいました。
9つ問題が出てきたでの9グループ。
議論の前に・・・1つのルールを。
絶対に否定しないこと。実現不可能そうでも、否定しないこと。
話し合いの後、明日にでも実現可能そうなものを青マジックで囲み、
長期的なものもしくはっ実現不可能そうなものは赤マジックで囲みました。
各グループ話し合ったことと、出てきた解決策を発表です。
1つ1つのアイディアに丁寧に返答する視学官チャムさん。
9グループあるので、2時間くらい1人でしゃべってました(笑)
飲まず食わずで・・・恐ろしや。(笑)
日本人ボランティアとして提示できる解決策。一緒に活動してきたジョップ先生と一緒に
作品を見せながら説明。
理論だけでは・・・ということで2つ切り絵と小さな紙だけで出来る
ヘリコプターを実演。
子どものように楽しんでくれていました。
最後に参考資料を配布し、集合写真。
39人の先生に視学官、4人の日本人と全員で44人!
当日、きめの細かい気配りにたくさん助けられました。
日本人、さすがです。隣町からわざわざ駆けつけてくれたむらけん(左)。
どうもありがとう!
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