2015年3月21日土曜日

写真が語ること

セネガルにきて、日本にいた時よりも多くの写真を撮るようになった。

写真は本当に奥が深いとよく感じる。

特に日々の何気ない写真を撮る時、どうしてもカメラが身近ではない

彼らには気になってしまう存在だ。

そしてとっている人が外国人となるとなおさらだ。

むしろ人が寄ってきて撮りたいものが撮れないということはしょっちゅう。

最近、何かの機会で何回かセネガル人の友人にカメラを任せたことがある。

もちろん私もその場所にいたのだが。

私がとる彼らと、彼らがとる彼ら。

アングルとか遠近的な距離とか、テクニックの部分での違いはあるけれど

被写体の表情が全然違う。

やっぱり長時間一緒にいる人がその人を撮る場合と

たまに何かの時に会う私がその人を撮る場合では

表情の柔らかさが全然違う。

その差に気が付いたとき

写真の見方が変わった。

写真は、撮る人と撮られる人の間の関係が如実に表れる。

そういう見方をすると、撮り手がこういう人だから

この人はこんなにいい笑顔で写っているんだなとか

この人は柔らかい雰囲気なんだなとか思うようになった。

写真は奥が深い。もっと知りたいと思った。


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