2014年2月15日土曜日

何もない道









村に行く道

何もない道

そんな道を1人でとぼとぼ歩く

驚くほど、静かで

ちょっと立ち止まってみる。

聞こえるのは

遠くの子どもの声や鳥の鳴き声

遠くでシャレットが走る音

風の音

ヤギが何かを食べている音、、、、、

そんな音たち。

歩いている途中でたまに会う人たち

こんにちは、どこに行くの、ああ、その村ならあっちだよ、遠くないよ、今日は暑いね、またね

そんな会話を繰り返し

またとぼとぼ歩く

途中でごみ山で、何かお金になるものを探しているタリベに出会う

こんにちは

笑顔を見せてくれる子、外国人にびっくりする子、お金をくれという子

色んな反応がある

何もない道

決して効率的ではない交通網

でも、その道でいろんな発見がある

いろんな暖かい気持ちをもらう

私には車もない、バイクもない、自転車もない

たどり着くまでに時間がかかる

ここでは、何事もそんな感じ

効率的ではないこと、日本のように便利ではないことはたくさんある

でも、目的地に行くまでに便利なものがたくさんあって

びゅんと一瞬で行けちゃうのと

時間はかかるけれど、その途中にいろんな出会いやストーリがあるのとでは

どっちがいいのかな。

それは今の私にはよくわかりません。良い側面も悪い側面もある。

でも、時間はかかるけれど、目的地まで着くその途中で起こることは

生きる上で大切なことを含んでいるように思えます。

私がJOCVに応募したきっかけも、一瞬でびゅんと行けちゃう日本の便利な社会に

大事なものまでもを省いてしまっているような気がしたのが大きな理由の1つです。

セネガルでは、そんな大事なものを毎日学ばせてもらっているような気がします。

ボランティアとしてきているけれど、giveよりもtakeが多いです。

これからgiveを増やしていけるように頑張らなくっちゃ。

何もないようで、実はいろいろある道。

これからセネガルでどんな道が見つかるかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿